2023年2月10日金曜日

「トルコ・シリア大地震」〈Earthquake in Turkey and Syria〉

 

2023年2月6日

トルコとシリアで大地震が発生しましたね。


私はトルコとシリアには

今まで訪れたことはないのですが


トルコの隣国、アルメニアには

作品展に参加するため

今までに何度か訪れたことがあります。


あの辺りの建物は

石を積んだだけのような感じの建物が多く、


自分たちがアルメニアを訪れたのが

東日本大震災よりも後だったこともあり、

「地震が来たら建物がすぐ崩れてしまいそうだね」

などという話しを

その時にアルメニアを訪れた皆で

話したりした記憶があります。



そのトルコの隣国・アルメニアの話なのですが

1988年に、アルメニアのスピタク町という地域で

直下型の大地震が発生し、

約2万5千人の方々が亡くなりました。


日本も地震大国ですが

アルメニアやトルコのあたりも地震が多い国なのだと

その時に初めて知りました。



私がアルメニアを訪れた際に

震源地であるスピタク町の消防署を訪れて

1988年のアルメニア大地震に関して

色々なお話を聞かせて頂きました。


当時、アルメニアには

消防車や救急車というものがなく、


石積みの建物は大きく崩れ

救出作業はかなり難航したのだそうです。


その時に地震の被害に遭った村のそばを

車で通ったのですが、


30年以上経った今もまだ

崩れた石積みの建物は撤去されずに

そのままの姿で残っており、

以前そこに住んでいた人々が戻って来た気配もなく

廃墟の村と化していました。


大地震が起きると石積みの建物は

こんな風に崩れてしまうんだな、怖いな、

撤去するのは相当困難なんだろうな、

とその時に思ったことを思い出しました。



トルコ・シリアの大地震に関して

今朝(2/10:現在)の時点のニュースでは

死者数が2万人を超えたとのこと。


日本での、東日本大震災の時の死者数が

約1万5900人(行方不明者数:約2300人)、

災害関連死を含めると、約2万2200人。



東日本大震災のときも

これがこの世の終わりなのかと思うほど

日本も深刻な状況に見舞われましたが、


地震発生からまだ数日なのに、もうすでに

死者数が2万人を超えていることを考えると


おそらくこれは自分が想像しているよりも

はるかにとんでもない状況なのだろうと思います。


おそらく、瓦礫の中に取り残された方が

まだまだ数多くいるのだろうと…。


考えただけで胸が苦しくなってきます。



戦争や紛争や災害や

どこかで何かが起こるたびにいつも


自分の無力さを痛感して

悲しくなったり辛くなったり怖くなったり

とてつもなく虚しい気持ちに襲われたりします。


でも大したことは出来なくても

大して人様の役に立てなかったとしても


自分に出来ることを精一杯やりながら

努力して生きていくしかないんですよね…。



あと、まずはとにかく

出来る限り自分の身を守ることを

今一度、真剣に考えなくてはと思いました。


普段から自分の身を守ろうと

どんなに気を付けて注意していても、

突然の大きな災害に関してはやはり不可抗力で

どうにも出来ないことの方が多いだろうと

思いますが、


自分の家の中や、周辺の場所を見回して

災害発生時の備え、避難場所、ハザードマップ等

やはり定期的に確認しようとあらためて思いました。



そして、とにかく今はなによりも、


トルコ・シリアの大地震で

瓦礫に取り残された方々が

一刻も早く救出されますように。

一人でも多くの命が助かりますように。


心から祈っています。



*Mizue*







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