I visited Tokeiji Temple.
In olden times, this temple was used
to protect women.
in Kamakura, Kanagawa, Japan.
2020年
3月某日
神奈川県、鎌倉市にある
東慶寺を訪れました。
東慶寺は、1285年に創建された、
臨済宗のお寺です。
こちらの東慶寺、
かつては女人救済のための尼寺でした。
幕府寺社奉行も承認する
「縁切り寺」「駆け込み寺」の役割を
果たしていたのだそうです。
女性の離婚に対する、家庭裁判所の役割も
果たしていたとのこと。
現代でいうと「シェルター」のような
イメージですね。
色々調べてみると、
当時は、東慶寺で3年間奉公をすれば
離縁できるという「縁切寺法」という
制度などもあったようです。
女性からの離婚請求権が
認められるようになる1873年(明治6年)。
この「縁切寺法」という制度は
1870年(明治3年)まで続きました。
「女三界に家なし」とよく聞きますが、
古い時代の女性たちが、
自分たちが「女性であること」を、
どのように捉えて感じて、
どのように生きていたのか、
自分も同じ女性として、
とても興味深いです。
そしてこちらの東慶寺には、
ちょっと珍しい植物や、
四季折々の花々などが、
数多く植えられています。
東慶寺の境内に咲いている
花を見て歩きながら、
このお寺に必死に駆け込んだ、
古い時代の女性たちは、
一体どんな気持ちで、
この東慶寺で過ごしていたのかな…
などと思ってみたり。
古い時代に比べれば、現代は
まだ少しはマシになった、
…ような気もするのですが、
「女性として生きること」というのは
とても複雑で、難しい部分があるのは
やはり相変わらずなような気もします。
でも女性には、
男性にはないたくましさも
持っていたりもしますよね!
私もまた、困難に負けずに
たくましく生きていきたいなと
思いました。
それでは、また作品制作頑張ります!
*Mizue*