2019年4月30日火曜日

「平成」の終わりに。


2019年4月30日

今日でとうとう「平成」も終わりですね。
皆さんは、「平成」を振り返ってみて、
どうですか?
皆さんは「平成」をどう過ごしてきましたか?


私は、「昭和」から「平成」にかわるとき、
小学校の高学年でした。
昭和天皇がお亡くなりになり、
とうとう「昭和」が終わった時、
自分が生まれた時代である「昭和」が
なくなってしまうことが、
小学生ながらなんだか本当に悲しくて、
妙な喪失感がありました。

「平成」という響きにも、
自分の中で何だかしっくり来ない感じが
ずっとありました。
正直、自分の中でいまだに「平成」が
しっくり来ていないまま、
「平成」があっけなく去っていく、
という感じがあります。

私にとっての「平成」は、
子供から大人になるまでの、
子供時代〜思春期〜青春時代〜成人〜青年期を、
時代の流れや変化が激しい中で、
バタバタしながら懸命に駆け抜けた時代でした。

子供の頃から芸術家になりたかったので、
「平成」の間は、とにかくそのために
自分なりに無我夢中で頑張ってきました。

「平成」の間、自分の人生にも
本当に色々なことが起こりました。
色々な事があったけど、その中で自分なりに
本当に一生懸命頑張ってこられたので、

「平成」にやり残したことは何もありません。
「平成」に悔いなしです。


そして私は「平成」を、
「若い女性」として多く過ごしました。
「平成」は色々、古いものから新しいものへ、
急激に変化する時代の過渡期であり、

「若い女性」としては、理不尽に感じる事が、
本当に多くあった時代だったように思います。
(別に「女性」に限ったことではないとは思いますが…)

「平成」の中には、
たくさんの矛盾がありました。

これからは女性もどんどん社会に出る時代だ!
と世の中がやたらと煽っているわりには、
実際に女性が社会で能力や実力を発揮すると、
叩かれたり疎まれたりする事があること。

セクハラ、モラハラなども、
当たり前のようにあったし、
通学、通勤の電車の中、職場の中や、
人間関係の色々な場面で、
不愉快な思いをすることがあっても、

それを言葉に出してしまうと、
むしろ女性側が疎まれたりすること。


「個性」が大事だと世の中ではいわれるのに、
「個性的」な女性は、
あまり歓迎されない空気もありました。

自分の「芸術家」としての「個性」が、
周囲に理解されづらいな、ということも
肌で感じていました。

いまだに、自分は「画家」だと言うと、
自分がどんな作品を描いているのかを
相手の方に説明する前から、

女性だから、
きっとお花や子猫や子供や、そういった
可愛いらしい絵を描いているのだろう、
という思い込みがある方も多かったです。


女性である私が海外での作品展などに、
よく参加したりする事に関しても、
あまり良く思わない男性もいるようで、
ネガティブな感情をぶつけられることも、
たまにありました。

要は、一言でいえば、
女のくせに生意気だ!という
事なのだろうと思います。
(あくまで一部の方ですが…。)

けれど最近は、そんな空気も、
徐々に変化しつつあるように感じます。


来るべき「令和」の時代には、
理不尽さ、不条理さ、差別や偏見などが、
少しでもなくなる事を願っています。

一人一人の個性がちゃんと尊重されるような、
皆が生きやすい世の中になって欲しいですね。


「令和」は、良い時代になるといいですね。
良い時代を、一人一人が作っていけたらいいですね。

「平成」では、皆様どうもお世話になりました!
「令和」でも、どうぞよろしくお願い致します。

*Mizue*







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